トレーニングと骨密度の関係

トレーニングと骨密度の関係

 

骨は一度できあがったら変わらない固定された組織ではなく、日々新陳代謝を繰り返す生きた器官です。骨密度を高め、将来の骨粗鬆症や骨折リスクを防ぐ鍵となるのが「物理的な刺激=トレーニング」です。

骨には、加わる負荷に応じて強度を適応させるメカノスタット(力学的調整)という機能が備わっています。
骨に適度な圧力や衝撃、牽引力が加わると、骨内部の骨細胞がその刺激を感知します。すると、骨を作る細胞(骨芽細胞)の働きが活性化し、カルシウムの沈着が促されて骨密度が高まります。反対に、無重力環境の宇宙飛行士や長期臥床の患者のように骨への負荷がなくなると、骨量は急速に減少します。つまり、骨を強化するには「外からの負荷」が不可欠です!

骨密度アップに効果的な2大トレーニング
骨を強くするためには、どのような運動でもよいわけではありません。刺激の入り方が重要になります。

1. レジスタンストレーニング(筋力トレーニング)
筋肉が強く収縮するとき、腱を通じて付着部の骨に強い牽引力がかかります。この局所的な引っ張り刺激が骨を強化します。
更に「ストラクチュアルエクササイズ」と呼ばれる、力のベクトルが脊柱から股関節を通るようなエクササイズは、骨に曲げ応力を加え、骨密度向上に貢献します。

2. インパクトトレーニング(荷重・衝撃運動)
足の裏を通じて骨へ直接衝撃が伝わる運動は、骨形成を強力に促します。
かかと落とし運動: つま先立ちからストンとかかとを床に落とす手軽な動作。自重の約3倍の衝撃が伝わり、手軽ながら高い効果があります。
ジョギング・縄跳び・ジャンプ: 水泳やサイクリングなど足への着地衝撃が少ない運動に比べ、骨密度改善にはジャンプや走動作が優位に働きます!

効果を最大化するためのポイント
プログレッシブ・オーバーロード(過負荷の原則)
骨は同じ刺激に慣れてしまうため、慣れてきたら回数や重量、衝撃の度合いを少しずつ段階的に引き上げます。
栄養との両輪
トレーニングで刺激を与えても、材料がなければ骨は作られません。カルシウム(乳製品・小魚)、ビタミンD(魚類・きのこ・日光浴)、ビタミンK(納豆・緑黄色野菜)、タンパク質を意識して補給しましょう。
骨密度のピークは20〜30代ですが、何歳から運動を始めても減少ペースを緩め、維持・改善させることが可能です。スクワットやかかと落としなど、無理のない習慣から骨を鍛えていきましょう!

 

 


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